うつ病の治療法①十分な休養

うつ病の治療方法は薬だけではありません。

軽いうつの場合は投薬だけで仕事や生活を送ることができますが、中程度以上のうつ病であれば、十分な休養をとることが改善のいちばんの近道です。

休養といっても、夏休みのように短期間で治るものではありません。

どのように、休養をとることが効果的なのでしょうか。

・休職する

正社員として働いている場合、会社の制度で休職を認めているところがあります。

医師が休職の必要があると判断すれば、診断書を提出することにより休職が認められます。

休職期間は、就業規則に定められていますが、長いところでは数年単位で休職を認めているところがあります。

給与は支払われませんが、健康保険から「傷病手当」として支払われ休職中の収入が保証されます。

また、最近ではこういったサポートする企業も増えてきています。

※参考までに→広がる「うつ社員サポート」 100%の復帰も 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版

・休学する

学生(とくに大学生)の場合は休学制度を利用することができます。

休学期間は半年・1年などと定められており、その分在学年数が繰り下がるため、4年制大学の場合は4年で卒業することはできません。

なお、休学期間の学費は学校により免除される場合と支払わなければならない場合があるので注意しましょう。

・入院する

うつ病は周りの環境が大きく関わってくる病気です。

とくに女性の場合、自宅療養を選んでも日々の家事や子育てなどに追われることは変わりません。

また、同居している家族がいる場合、休養への理解を得られないと「怠けている」と勘違いされたり心ない言葉をかけられてしまったら余計にうつ病が悪化してしまいます。

静かな環境でリセットするためにも、思い切って入院をするということもひとつの選択です。

・自宅療養

ある程度の蓄えがあれば、仕事を退職し自宅療養をするという方法もあります。

復職や復学の制約がないため、ゆっくり過ごすことができるでしょう。

デメリットは、生活リズムが乱れやすくなるためコントロールを要することと、収入源がないため蓄えが尽きたら継続できないことです。

休養中は、なるべく安静に過ごすことが必要です。

重度のうつ病の場合はなるべく身体を休めることを重点において、休んでいることに罪悪感を感じないようにすることです。

その間の生活のリズムは一定に保つようにしましょう。

決まった時間に起床し就寝することと、一日三食を決まった時間にきちんと摂ることです。

眠れなかったり食べられない場合は無理をする必要はありません。

少しずつ、できることから始めていきましょう。

少し動けるようになったら、散歩や読書など好きなことから取り組んでいきましょう。

ゆっくりと通常の生活に戻していくつもりで休養することが大切です。